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うつ病の症状は早めに発見しよう|症状からわかる病気について

社会問題となっている病気

相談

うつ病とは気分の落ち込みや睡眠障害などを引き起こす精神疾患です。心の弱さが原因で発症すると思われることが多いですが、実際には脳のエネルギー不足が原因となって起こります。そのため、不規則な生活や偏った食事などによって引き起こされることが非常に多く見られます。うつ病は症状の現れ方によって、大うつ病性障害、気分変調性障害、双極性障害、統合失調感情障害の4つに分類されます。一般的によく知られているのが大うつ病性障害です。特徴的な症状は、憂鬱、嬉しいことや楽しいことがあっても喜べないなどです。4つの中で最も多いと言われているのが気分変調性障害です。軽いうつ状態が長期間続きます。長いものでは数年以上続くこともあります。双極性障害は、躁うつ病とも呼ばれるもので、躁状態とうつ状態が交互に現れるものになります。軽症の場合には気分循環症と呼ばれます。統合失調感情障害は、統合失調症の症状と躁状態やうつ状態が混在して現れるものです。また、これらの症状が現れる原因別に、心因性、内因性、身体因性の3つに分類することもできます。

日本国内でのうつ病患者は現在100万人程度と言われています。その数は近年急速に増加しており、社会問題にもなっています。根本的な原因により患者数が増加していることに加え、うつ病という病気を知る人が増えたことも要因のひとつと考えられています。以前であれば、甘えているとか軟弱だなどと思われていたようなことが、実はれっきとした病気であったということが広く知れ渡ったのです。しかし、以前に比べて認知度が上がったとはいえ、まだまだ完全には理解されない病気でもあります。そのため、病院でうつ病と診断を受けても誰にも言えないという人は非常に多いと言われています。本来であれば家族、友人、会社の同僚などからの理解を得ないといけない病気なのですが、変に思われたらどうしようとか嘘をついていると思われたどうしようなどと考えてしまい、誰にも言えず、結果的にうつ病の症状を悪化させることになってしまいます。うつ病の治療で大切なのは、回りの理解を得ること、身体をしっかり休めること、バランスの良い食事を食べることです。休息と食事はうつ病の予防にもなるので、実際にうつ病を発症していない人であっても心がける必要があると言えます。